=私の仕事と環境心理学=
Tomoe智惠 Watanabe渡辺
2011-11-10 名古屋大学教育学部付属中学2年 菅原さんとの研究会資料より
もともとの日本は、里山など自然とふれあい、そこから恵みをいただき、
循環させる、調和のとれた暮らしや風景を持っていました。
しかし、高度成長期以降、住宅やビル・工場・護岸などの構造物が
街並みや自然景観の調和とは関係なく、作られるようになり、食べ物も
欧米化し輸入に依存、又ゴミなども、自然を崩して埋め立てられ、
循環しない捨てるだけの生活が営まれていくようになりました。
最近やっとそれらの矛盾が指摘されるようになりましたが、
地球全体・そして人間の体内も自然の一部であり、その全てが循環
していることを忘れてしまっている気がします。
結果、環境汚染が進み、生活習慣の変化による病も増えています。 癌やアレルギー・糖尿・高血圧などは、高度医療が進み治る病には
なりましたが、病人は増える一方で減りません。 私はこれらの状況から、私たちが毎日接している環境が病につながっているのではという
疑問を抱くようになり、環境心理学を学び始めました。 家相・風水など、いろいろ学びましたが、その内容は、みなまちまちで、何が良くて
何がいけないのか? それらは、その人が受け取る気持ちによって変わることは理解しましたが、それでは、なぜ受け取る気持ちが人それぞれ違うのか?
又、同じことをしていても病気になる人・ならない人は、どう違うのかの疑問が膨らみ、ようやくたどり着いたのは、その人の免疫量により、影響の出方が
違うという医療理論の本でした。 その免疫量の違いは、身の回りの環境からも大きく左右されることもわかりました。
人間が健康で、心豊かに暮らすこと、そして免疫が多くなる方法で、すべての人に通じるのでは、と考えられる事は、身近で自然に触れ合い、
そこから、四季折々の地域の恵みをまるごといただき、そして、自分の持つ能力を知り、無理なく楽しんで、人生を送ることだと感じます。
人それぞれ免疫量が違うように、百人百様、楽しめるもの(得意とするもの)が違うのです。それらをお互い補い生かしあっていけば、
人間の体も、環境もそして経済も無理なく循環ができるようになっていくのではないでしょうか?
その中で、私に出来る仕事は、まだまだ残されている日本の里山・里地を破壊しないように守り、復旧活動をすすめている「日本環境復元協会」を
応援しながら、都会の中の小さな家庭の中でも自然と共存でき、病を防ぐことが出来るそんな生活が送れる空間作りを模索していきたいと考えています。
毎日見る空間が、自然(緑)に囲まれて、、そして皆さんの心が豊かになるよう努めていきたいと考えています。 2011-11-10 てるかガーデンデザイン 渡辺智恵
渡 辺 智 惠
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