参加者の研究・活動発表と討議

環境は、私たちを包み込む宇宙全体を指し、それは、自分達の祖先に至るまで,必要とされ価値のある自然環境とする為に保護再生しなければならない。その為には、自分を含めた生態系全体を大きく見ることが必要である。

6日

2008.12.6(土)7(日)

 環境再生医 上級試験 

神奈川女性センターで行われた、上級資格認定講習会の内容です。
自然環境再生医には、「自然環境部門」「資源循環部門」「環境教育部門」の3部門があり、
今回全国から8名が集まり、3部門共、同じ講座を受講。最終面接は部門別の設定。

13:10〜14:40(小論作成30分含む)

14:50〜16:20(小論作成30分含む)

森林資源に関する「U字仮説」「環境クズネッツ曲線」横軸に経済規模を縦軸に環境負荷をとり、グラフにすると逆U字型曲線になる
今後、減った森林が取り戻されるであろうことが言える。日本の人工林は、クローン苗で成長が同じであるために、自然淘汰される森林が、少ないため間伐という作業が必要となる。里山・里地における人の役割が重要。学校林の守る生物多様性など。

16:30〜18:00(小論作成30分含む)

石油や石炭などの化石燃料は、生物の繁殖によりさまざまな複雑な化合物が形成された廃棄物である。資源エネルギーとして利用してきたのは良かったが、CO2の排出が多くなり、地球温暖化が進んでしまい、又、資源も残り少なくなり、今後は再生可能エネルギー(太陽光発電)やバイオマスなどの利用により、低炭素社会の担い手にならなければならない。その他、物質や自然循環を考えるべく、廃棄物の処理を減らす為の法律「循環型社会形成推進基本法(H12.6公布)もあるが一般廃棄物は減っていない現状がある。

19:00〜20:30

金属疲労を研究。耐疲労設計(小型軽量・製品の長寿命化)をすることにより、耐用年数の10倍長期使用できる。それにより、環境負荷を1/10に減らすことが可能

廃棄物と土壌汚染について研究。今後の課題は、捨て場所の決められないものの処分方法を考えるなど。

福島県いわき市三和地区の源氏ホタル・及びホタルを育てる、カワニナの生息地域の復元。
子供の学習の場とし、生息環境の意識を持つことなどに、尽力しておられる。

水のつながりである「地域水環境活動」をされている。逢瀬川のリバーマスタースクールの開催。

廃貝殻(牡蠣・ホタテ)を利用した、排水・給水が良いグランドの研究。

地域の生態のマップ化を職業とされている。環境アセスメントベースマップ・環境類型区分図・ポテンシャルハビタットマップなどの基盤情報を自分たちで入力している。

遺跡(石造文化財)の保護・保存調査や地質調査を職業とされている。

屋上・壁面など特殊空間緑化含めた緑化や庭つくりを職業としている。環境負荷をかけないような庭の設計や、コンクリートやアスファルト上の緑化などを推進している。

7日

9:00〜10:30(小論作成30分含む)

板橋の「サンシティー」の実績施工例を挙げ、日本における市民活動・ボランティアの様子を克明に紹介。
市民活動においては、住民の合意形成が極めて重要である。又この取り組みは、緑による経済効果も生み出している。

10:40〜12:10(小論作成30分含む)

生態学ecologyと経済学econanicsを切り離さない→Technology技術の中にエコがある。自然環境を守ること・資源循環・それらについて学ぶ(教育)ことにおいても、環境的価値と経済的価値を兼ね備える方法を考える必要がある。野生動物の保護に関しても、それらを捕らえるよりも、それらを観光資源とする経済的価値の方が高いことなどを例に挙げる。

「今後の環境再生医の役割についての小論文提出」
「個別面接試験実施」

13:00〜15:00(面接15分含む)

 さきおととしの急な移転の為に、2年連続大赤字を出していたこともあり、又12月のこの時期は毎年とても忙しく、講義に参加することなど不可能だろうと思っておりました
 
 しかし昨年おかげ様で11月には目標達成することが出来、次の工事も年明け予定となり、なんと12月に奇跡のゆとりが生まれました。そして、試験にチャレンジすることが可能となったことに、とても不思議な思いと縁を感じております。
 
 試験に合格したいという思いより、初級・中級と試験を終えるごとに講義内容がとても有意義であったことを思い、上級はどんな講義があるのだろうとそれを楽しみに受講させていただきました。
 
 結果、予想以上の講義であったこともうれしかったのですが、講師の方や受講者の方々の熱い思いを感じることができたことに参加できて、本当に良かったと感じております。

 今後は、より一層の知識や経験を増やし、少しでも多く、地球や未来の為に貢献できる様になりたいと考えております。

自然復元協会 主催

「神奈川女性センター」

今回の試験を終えて

環境再生医 資源循環部門上級 2009.02 渡 辺 智 恵

Tomoe智惠 Watanabe渡辺

環境再生医

↓2008-12-6・7 で行われた環境再生医 上級試験の内容です。


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T「生態系論」 講師:杉山恵一氏

U「里山里地論」 講師:永田信氏

(東京大学大学院)

(自然復元協会 理事長)

V「資源循環論」 講師:大野博之氏

岐阜 A氏

埼玉 O氏

仙台 K氏

福嶋 S氏

石川 S氏

東京 H氏

北海道 Y氏

愛知 渡辺

W「市民活動論」 講師:有賀一郎氏

X「地球環境論」 講師:鈴木邦夫氏

(横浜国立大学学長)

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注:上記内容は、受講した内容をもとに渡辺智惠がまとめた個人レポートです。
  内容等に不備がございましたら、お知らせ下さい。